POSTプロジェクトとは?PROJECT

より快適な暮らしのために住まいと家族と地域。
みんなを繋ぐ「POSTプロジェクト」

大進ホームでは、商業施設のEMS(エネルギー・マネジメント・システム)を手掛けている北海道電気相互と共に、住環境の変化に対応できる家づくりを目的にした「POSTプロジェクト」を進めています。快適な住み心地を求め、限りある資源を有効活用する為に発足したプロジェクトでは、省エネはもちろん、将来の改築・増築時などにも役立つデータを収集し情報を解析しています。

私たちが行っているのは、各メーカーが販売しているさまざまなライフ機器を用い、組み合わせ、より良い使い方や各家庭に適した利用方法をご提案できるようにすることです。
大切なのは、正しいデータを取り送り出すこと、そしてデータを正しく受け取ること。そのデータを分析し、安全・安心な生活をサポートするために活用すること。もちろん、公表されている住宅機器の各メーカーの実験データや商品性能は、家を建てる際の参考の指針になります。私たちがこだわっているのは、きっちりとつくり込んだ環境で得られるデータではなく、この地・北海道で人が暮らし・息づく環境での「生データ」。私たちが目指すのは、生活に根づいた詳細なデータを収集し、「これからの暮らし」に生かすこと。これから家を建てる方にも、リフォームをお考えの方にも対応できるシステム、それが「POSTプロジェクト」です。

省エネ省エネ

断熱強化と自然エネルギーを活用

快適な室内環境と大幅な省エネを実現

プロジェクトの軸となるデータを収集するため、様々な工夫を行っている高橋邸。それは年代も生活サイクルも異なる5人家族が居住する生活空間であり「実験棟」のような存在です。

暖房はヒートポンプ式冷温水システム、給湯はエコキュートを採用。壁の断熱は高性能グラスウール(105mm)に高性能グラスウールボード(45mm)を付加した大進ホームの標準仕様。窓はトリプルガラス樹脂サッシを基本としています。各部屋にはセンサーを設置し温度や湿度を測定、使用電力量も計測。各種データはクラウド上で見ることができ、テレビ画面に情報を表示させたり、タブレットなどを用いて、外出先からでも住まいの電気をコントロールし、うっかり忘れを防止したり、節電を行うことが可能です。

生活生活

HEMSとライフ機器の連携でエネルギーを制御

設置機器と役割

ダクト用換気送風機
室内の天井と床の温度差に着目し空気循環を行います。
温度センサーが感知するとファンが作動し、天井に配管したダクトを通して換気します。
トリプルガラスとペアガラス
吹き抜け2階南面には、同じサイズのトリプルガラスとペアガラスを並列で配置し、センサーで室内側温度を測定し、同条件で冷暖房負荷を試算した場合のデータ作りなどに役立てます。
冷暖房輻射パネル
ヒートポンプ式冷温水機を熱源とする輻射パネル。夏はパネル内に冷水を流すことで表面に結露が発生、除湿と共にヒンヤリとした心地良い空気を、冬は温水をパネル内に通し、その熱で身体にやさしい低温水輻射暖房を実現します。
太陽光発電システム&蓄電池
太陽のエネルギーを直接、家庭で使える電気に変換する太陽光発電システム。つくった電気は、そのまま家庭用電力として使用できます。太陽光発電システムや蓄電池を上手に活用すればCO2削減や日々の光熱費を大幅に削減することが可能です。

医療医療

一歩先行く未来のために

医療機関との連携も視野に

運動不足になりがちな高齢者にとって、お散歩を兼ねた買い物はいい運動になります。しかしながらお米や水、トイレットペーパーなど、重たい物や大きなものは持って帰るのが大変。また、冬場の降雪時などは足元も悪く、日々の買い物や継続して服用している薬のために病院や薬局まで足を運ぶのも、高齢者になると何かと心配です。現在、薬局で買える一般用医薬品(市販薬)のインターネット販売が条件付きで解禁され、ネットで注文、家に配達ということが一部地域でできるようになっています。今後は、簡単な操作で、生活用品や処方薬の宅配など利用を広げられるよう取り組んでいきます。

介護介護

安心・安全な生活をサポート

家族みんなの快適な暮らしのために

少しの工夫とアイデアで家族みんなの利便性・安全性が確保されることがあります。人感センサーライトもそのひとつ。センサーが作動すると瞬時にライトが点灯し足元を照らし、夜間の安全な離床・歩行をサポートしてくれます。設置機器によっては、人の動きを感知してお知らせすることも可能なので、来客・防犯・徘徊検知等にも役立ちます。

家族と同居していても、昼間ひとりになることが多い高齢者には心配が残ります。高齢になると体温調整能力や汗をかく力が鈍くなることで冷房機器を利用するタイミングが遅れがちに。結果、熱中症になったりするケースも。同居する家族が日頃から注意深く見守ることができればよいのですが、仕事や学校などで不在にする場合はなかなかそうもいきません。HEMSとライフ機器の連携したPOSTプロジェクトなら外出先からでも室内温度を確認したり温度コントロールができるので、安心です。